CATEGORY　［カテゴリー］

スナイプクラスのレースイベントは、国内、海外、階層別もしくは年代別の様々なカテゴリーで開催されています。

■　主な国際大会

IWORLD　CHAMPIONSHIPS

［世界選手権］

2年に一度、西暦の奇数年に開催される、世界一のスナイプセーラーを決める大会です。加盟国の代表が世界チャンピオンの栄誉をかけて戦います。各国の出場チーム数は、艇体登録数に比例して割り当てられます。2005年の日本大会で松崎茂・杉浦博之ペア（豊田自動織機）が準優勝、2007年ポルトガル大会では安部賢司・山近宏ペア（シルトロニック・ジャパン）が準優勝、2009年アメリカ大会では中村匠・白石潤一郎（ノースセール・ジャパン）が4位入賞を果たしています。しかしながら、まだ過去に日本人ペアの優勝はありません。

MASTERS　WORLD　CHAMPIONSHIPS

［マスターズ世界選手権］

出場資格は、スキッパー45歳以上、ペア合計80歳以上です。2年に一度、西暦の遇数年に開催されます。国内予選はなく、オープン参加でのイベントです。毎回日本からも参加しており、レースでも、アフターレースのパーティでも活躍しています。

WOMEN　WORLD　CHAMPIONSHIPS

［女子世界選手権］

2年に一度、西暦の偶数年に開催されます。セーリング種目の中では比較的に体格や体力の必要となるスナイプクラスですが、女子選手の競技レベルは年々上がってきており、シニアカテゴリーの大会でも上位に入賞するペアが出てきています。その女子セーラーの世界一を争うこのレースは、非常に高いレベルで競われます。また女性だけの大会ということで、パーティや表彰式など、アフターレースはとても華やか。日本選手も浴衣持参で遠征します。国内予選などはなく、オープンで参加できるイベントです。

JONIOR　WORLD　CHAMPIONSHIPS

［ジュニア世界選手権］

2年に一度、西暦の遇数年に開催される、ジュニア世代（22歳以下）の世界選手権です。この大会を経験して、将来スナイプクラスの世界チャンピオンやオリンピック種目のメダリストに上り詰めたセーラーは少なくありません。世界のセーリングを知る登竜門的なイベントです。1988年アメリカ大会で中村健一・村田真一ペア（山口県聖光高校）が優勝、2009年アメリカ大会では木山典彦・稲田健一ペア（関西大学）が準優勝という成績を納めています。

WESTERN HEMISPHERE & ORIENT CHAMPIONSHIPS

［西半球・東洋選手権］

2年に一度、西暦の遇数年に開催される、南北アメリカおよびアジア諸国の国際レースイベントです。各国5チーム＋ジュニア国内チャンピオン、各大陸のシニアおよび女子チャンピオンが参加します。スナイプクラスの最も活発なエリアのセーラーが集結する大会ですので、その競技レベルは世界選手権に匹敵します。この大会の優勝者は、翌年の世界選手権の出場資格が与えられます。

EUROPEAN　CHAMPIONSHIPS　

［欧州選手権］

2年に一度、西暦の遇数年に開催される、欧州エリアの国際レースイベントです。各国間の移動が容易なヨーロッパ諸国では、スナイプクラスのレガッタが盛んに開催されています。欧州一を決めるこの大会の優勝者は、翌年の世界選手権の出場資格が与えられます。

PAN　AMERICAN　GAMES　

［アメリカ大陸選手権］

南北アメリカ大陸の総合スポーツ競技会です。4年に一度、オリンピックの間に開催されます。スナイプクラスはこの競技会の正式種目となっており、国の威信をかけてセーラーたちが戦います。

■　主な国内大会

全日本選手権　

［ALL　JAPAN　CHAMPIONSHIPS］

スナイプ・セーラー日本一の座をかけて毎年開催される、国内最高峰のレガッタです。全国の各水域、各フリートの予選を勝ち抜いた選手たち、前年度大会で上位に入りシード権を獲得した選手たちが出場します。各水域毎の出場枠は、前年の登録艇数によって割り振られます。

全日本マスターズ選手権

［ALL　JAPAN　MASTERS　CHAMPIONSHIPS］

毎年開催されるマスターズクラスの大会です。出場資格は、スキッパーが45歳以上、ペア合計で80歳以上。スナイプクラスはそのシンプルな艤装により競技年齢層が幅広く、高齢でもセーリングを楽しむことができます。親子で参加するペアも多く、年代別での表彰もあるので、とても盛り上がるイベントです。

全日本女子選手権

［ALL　JAPAN　WOMENS　CHAMPIONSHIPS］

スナイプ・ウーマン日本一を決める大会で、毎年開催されます。この大会の優勝者は全日本選手権や西半球・東洋選手権（※）など、後続大会への出場資格を与えられます。（※開催年や時期によって、与えられる後続大会出場資格が異なります。）

全日本ジュニア選手権

［ALL　JAPAN　JUNIOR　CHAMPIONSHIPS］

22歳以下の日本一を決める大会で、毎年開催されます。この大会の優勝者は全日本選手権やジュニア世界選手権、西半球・東洋選手権（※）など、後続大会への出場資格を与えられます。（※開催年や時期によって、与えられる後続大会出場資格が異なります。）

全日本学生選手権

［ALL　JAPAN　INTERCOLLEGIATE　CHAMPIONSHIPS］

毎年開催される大学日本一を決める大会です。スナイプクラスと470クラスにて、個人戦と団体戦が行なわれます。各水域予選を勝ち抜いたカレッジセーラーたちが、母校の誇りを胸に熱戦を繰り広げます。各クラス3艇1チームで競う団体戦には多くの卒業生たちが応援に駆けつけ、この国で最も熱く盛り上がるセーリング・イベントとなっています。個人戦の優勝者には、全日本選手権の出場資格が与えられます。

全日本実業団選手権

［ALL　JAPAN　LABORERS　CHAMPIONSHIPS］　

毎年開催される実業団日本一を決める大会です。スナイプクラス2艇1チーム、470クラス1艇1チームで競います。競技の年齢層が厚いスナイプクラスでは、実業団選手の活動が盛んです。この大会には実業団チームだけでなく、一般のクラブチームも参加が可能です。優勝チームには、高松宮杯が授与されるとともに、全日本選手権の出場資格が与えられます。

上記のレースイベント以外にも、世界各地、日本各地でスナイプクラスの大会が盛んに開催されています。