ロシア遠征へ行って

岡山大学ヨット部54代パクリン(山内美希)

今回のレースは、海外へ行ったこともなく、飛行機さえ初めての私にとって楽しみでもあり、また、不安でもありました。それでもなんとか目的地にたどり着き、つたない英語でクルーの交代を申し出て、三人でレースに出ることができ、無事に日本まで戻って来ることができました。このレースで一番感じたことは英語の重要性です。もう少しまともに英語を話すことができたら、世界のトップセーラーとコミュニケーションをとることができたのに、ということがとても残念です。英語力のなさのために他の選手とのコミュニケーションは難しかったです。

レースに関しては、他の艇と絡む事もできたことがよかったです。失敗もたくさんしましたが、その分とても勉強になりました。トップの選手は普段スナイプに乗っていない選手も多かったと思うのですが、そのためか乗り方も私たちとは違う気がしました。帆走もとてもはやかったですが、自分たちの先輩と比べても日本の選手でもある程度は世界の選手と戦えるのではないかと思いました。私たちもそれくらいのレベルになれるようにがんばろうという意識がより一層強くなりました。

 

 

ロシア遠征記

岡山大学ヨット部54代 むっつりヒノキ(中田章太)

スキッパーをはじめて3か月で、初レースがいきなり海外という事もあり、ロシアに行く前は不安と期待でいっぱいでした。何より、僕らのつたない英語きちんと伝わってレースに参加できるのか、というのが最大の不安でした。しかし、いざロシアに行ってみると何とかなるもので、多少のいざこざはありましたが無事レースに参加する事ができました。

ロシアでは運河でレースを行ったのですが、とてもふれやすく、微風から強風まで様々な風が吹いたため、実力を試すにはもってこいの風でした。

結果は26艇中25位と満足できるものではありませんでしたが、課題もたくさん見つけられたり、世界の広さを感じられたりと、とても有意義な海外遠征となったと思います。本当にありがとうございました。

 

 

海外レースに出て感じた事

岡山大学ヨット部54代 ナベドカン(北 基)

僕がヨット部に入って一年と少し、その間に学んだ事をすべて出そうと思って出場した今回のレースでしたが、まず僕ら3人のみでロシアまで行くのが非常に大変でした。何をするにもコミュニケーションを必要とするため、言葉が通じないことがどれだけ大変なことかということを実感しました。そんな慣れない雰囲気や言葉の中で過ごした十日間は非常に大きな経験になりました。

レース水域は運河であったため、牛窓と同じように風のふれが激しく、難しい風でした。また強弱も激しいため、風の変化にどれだけ早く合わせられるかが勝負の分かれ目になったように思います。レースはトップグループから大きく離されてしまいましたが、僕らのレベルで競えるチームもいたりして、世界のトップと僕らの距離は測れたのではないか、と思っています。やはりトップの選手は風の変化に対する対応が早いです。そのため、船がほとんど減速せず常にトップスピードで走っていたように見えました。僕らも少しでもそのレベルに近づけるように努力していこうと思います。

最後に募金をして下さった方々へ、貴重な体験をさせていただいて本当にありがとうございました。