2004年度 470級関西選手権大会
2004年度 スナイプ級関西選手権大会
場 所 新西宮ヨットハーバー
主 催 関西470協会、関西スナイプ協会
共同主催 兵庫県セーリング連盟
後 援 関西学生ヨット連盟
協 力 新西宮ヨットハーバー株式会社
帆 走 指 示 書
1.
規則
1.1
本レガッタは、「セーリング競技規則」に定義された「規則」を適用する。
1.2
日本セーリング連盟規程、当該クラス規則、公示及びこの帆走指示書を適用する。
1.3
競技規則42の違反に対し、付則Nを適用する。なお、国際470級においては、クラス規則26を適用する。
2.参加者への通告
参加者への通告は、大会本部に設置された公式掲示板に掲示される。
3.
帆走指示書の変更
帆走指示書の変更(日程を含む)は、発効する当日の8時20分までに掲示される。
4.
陸上で発せられる信号
4.1 陸上で発せられる信号は、大会本部に設置されたポールに掲揚される。
4.2 AP旗が、陸上で掲揚された場合、レース信号AP中の「1分」を「50分以降」と置き換える。
5.
レースの日程
5.1
レース日程は、次のとおりとする。
国際470級 8月28日(土)9:55第1レース予告信号
引き続き第2、第3、第4、第5、第6、第7レースを行う。
8月29日(日)9:25第8レース予告信号
引き続き第9、第10レースを行う。
国際スナイプ級の予告信号は、国際470級のスタート信号以後に発する。
5.2
それぞれの日に、引き続き行われるレースの予告信号は、それぞれ実施可能となれば直ぐ行う。レースがまもなく始まる艇に注意を喚起するために、予告信号が掲揚される最低4分以前に延期信号を掲揚する。
5.3
8月29日(日)は14:31以後に国際470級の予告信号は発しない。
6.
クラス旗
クラス旗は、次のとおりとする。
クラス 旗
国際470級
470旗
国際スナイプ級
F旗
7.
レース・エリア
図Aにレース・エリアの位置を示す。
8.
コース
8.1 図Bの見取図は、レグ間のおおよその角度、通過するマークの順序及びそれぞれのマークの通過する側を含むコースを示す。
8.2 予告信号以前に、レース委員会の信号艇にマーク3からマーク1へのおおよそのコンパス方位を掲示する。
9.マーク
9.1 マーク1、2、3はいずれもオレンジ色のブイを使用する。
9.2 指示11.1に規定する新しいマークは白色である。
9.3 スタート・マークはスターボードの端に位置するレース委員会信とポートの端にあるレース・コミッティー・ボートとする。
9.4フィニッシュ・マークは青色旗を掲揚したレース・コミッティー・ボートとポートの端にあるマークとする。
10.スタート
10.1 レースは、規則26を用いて、予告信号をスタート信号の前5分とし、スタートさせる。
10.2 スタートラインは、スタート・マーク上でオレンジ色の旗を掲揚しているポールの間とする。
10.3 予告信号が発せられていない艇は、スタートエリアを回避しなければならない。
10.4 スタート信号の4分以降にスタートする艇は、「スタートしなかった」と記録される。この項は規則A4.1を変更している。
11.次のマークの位置の変更
11.1 次のマークの位置を変更するために、レース委員会は新しいマークを設置し(またはフィニッシュ・ラインを移動し)、実行できれば直ぐに元のマークを除去する。この変更は、新しいマークがまだ定位置にいなくても、先頭艇がそのレグを始める前に信号が発せられる。新しいマークを回航後に、回航するマークは、コースの形状を保つために更に信号を発しなくても、新しい位置に変更することができる。その後の変更で新しいマークを置き換える場合、そのマークは元のマークで置き換える。
12.フィニッシュ
12.1 フィニッシュ・ラインは、フィニッシュ・マーク上で青色旗を掲揚しているポールとポートの端にあるマークの間とする。
13.タイム・リミット
13.1 タイム・リミットは80分とする。
13.2 先頭艇がコースを帆走して、フィニッシュ後20分以内にフィニッシュしない艇は、「フィニッシュしなかった」と記録される。これは規則35とA4.1を変更するものである。
14.抗議と救済の要求
14.1 抗議書はレース・オフィスで入手できる。抗議は抗議締切時間内にレース・オフィスに提出されなければならない。
14.2 それぞれのクラスに対して抗議締切時間は、その日の最終レースに最終艇がフィニッシュした後、60分とする。
同じ抗議締切時間をレース委員会とプロテスト委員会によるすべての抗議と救済の要求に適用する。この項は、規則61.3及び62.2を変更している。
14.3 当事者であるか、または証人名前があげられている審問に関わっている競技者に通告するため、抗議締切時刻後30分以内に公示を掲示する。審問は、プロテスト委員会オフィスにおいて、ほぼ受付順に始められる。
14.4 レース委員会またはプロテスト委員会による抗議の公示を規則61.1(b)にもとづき通告するために掲示する。
14.5 規則63.3(b)に関して、「責任ある機関」とは、主催団体により任命された計測員をいう。
14.6 審問の再開の要求は、次の締切時間内に提出しなければならない。
(1) 再開を要求している当事者が8月9日に判決を通告された場合は、8月10日の抗議締切時間内。
(2) 再開を要求している当事者が8月10日に判決を通告された場合は、通告後30分以内。
この項は、規則66を変更している。
14.7 指示10.3、16、17及び18の違反は、艇による抗議の対象とはならない。この項は、規則60.1(a)を変更している。これらの違反に対するペナルティーは、プロテスト委員会が決めた場合は、失格以下とすることができる。
15.得点
15.1 付則Aの低得点方式を適用する。
15.2シリーズが成立するためには、1レースを完了することを必要とする。
15.35レース以上成立した場合、艇の得点は、最も悪い得点を除外したレース得点の合計とする。
16.安全規定
16.1 国際470級は重さ1s以上のアンカー、直径4o以上長さ15m以上のアンカーロープ及びパドルを搭載しなければならない。
国際スナイプ級は重さ1.8s以上のアンカー、直径6o以上長さ10mのラインで艇体と結んでいなければならない。
セーリングスピリッツ級は、重さ1s以上のアンカー、直径4o以上長さ15m以上のアンカーロープ、曳航ロープ、パドルを搭載しなければならない。
16.2 艇は同一番号のセールを同時に使用してはならない。
16.3 海上にいる間、競技者はライフジャケットを着用しなければならない。ただし、短時間の着脱を除く。この項は、第4章前文及び規則40を変更している。
16.4 出艇申告及び帰着申告
(1) 当日のレースに出走しようとする艇は、最初のレースのスタート予告信号の60分前から陸上本部において出艇申告を行った後、出艇しなければならない。
(2) 陸上に帰着した艇は、その日の抗議締切時間内に帰着申告を行わなければならない。
(3) 新西宮ヨットハーバー以外から出艇及び帰着する艇は、陸上本部への電話連絡等により、出艇申告及び帰着申告を行わなければならない。(電話:090-8570-6048)
(4) レースからリタイアした艇は、できるだけ早くレース委員会に伝えなければならない。
(5) この項に違反した艇には、審問なしに規則44.3(C)に規定された計算による20%の得点ペナルティーを課す。
17.乗員の交替と装備の交換
17.1 競技者の交替は、レース委員会の書面による事前承認なしでは許可されない。
17.2 損傷または紛失した装備の交換は、レース委員会の承認なしでは許可されない。交換の要請は、最初の適当な機会にレース委員会に行わなければならない。
18.ごみの処分
艇はごみを捨ててはならない。ごみは支援艇に出すか、自分で持ち帰らなければならない。
19.賞
19.1 国際470級
(1) 1位から6位に賞状を、また、1位から3位に賞品を与える。
(2) 本大会の上位の艇を2004年度全日本470級選手権大会へ推薦する。
(3) 2004年度全日本470級選手権大会へ出場した関西水域推薦チーム(他水域からの参加チームを除く)に対し補助を行う。
19.2 国際スナイプ級
(1) 1位から6位に賞状を、また、1位から3位に賞品を与える。
(2) 本大会の上位の艇に2004年度全日本スナイプ級選手権大会への出場権を与える。ただし、関西水域で会員登録を行った選手に限る。
(3) 2004年度全日本スナイプ級選手権大会へ出場した関西水域推薦チームに対し補助を行う。
20.リタイア
レース委員会はレース艇が帆走不能もしくは危険な状態にあると判断した場合は、リタイアを命ずることができる。
この場合、帆走中のレース艇を含むものとする。
21.責任の否認
競技者は、完全に自己のリスクでレガッタに参加している。規則4「レースすることの決定」参照。主催団体は、レガッタ前、レガッタ中またはレガッタ後と関連して受けた物的損傷または個人の負傷もしくは死亡に対する責任を否認する。